僕は前の会社で2年間サラリーマンをしていました。
古い日系企業でした。
辞めた理由は単純に、
「縛られるのが嫌だったから」
この一言に尽きます。
実際のところ、
最初に入れた会社は一部上場企業。
有難いことに人間関係にも恵まれていましたし、
仕事自体も覚えれば徐々に面白くはなりました。
勉強になることも沢山ありました。
人の役に立つ喜びも実感しました。
楽しい瞬間はあったのです。
しかしストレスのかかる時間の方が圧倒的に長かった。
それは、サラリーマンである以上
自分でコントロールできない領域が
あまりにも多かったからだと思います。
満員電車、服装、勤務地、勤務時間、収入、etc…
もうこれだけで、生活範囲や自由時間、使えるお金の金額が
一気に狭まってしまいます。
人生が急に小さくなった思いがしました。
それからサラリーマンらしい言動や価値観を
強要されるのも嫌でしたね。
組織のために有給や残業代を我慢すること。
定時帰りが「例外」で帰りにくい雰囲気があること。
飲み会への強制参加と愚痴。
人生がうまくいかないのは、会社や国のせいであって
自分のせいではないということ。
天才以外、人生は「諦めるもの」だということ。
違和感を抱く場面はいくらでもありました。
働く、というだけでここまで縛られなきゃいけないのか?
やりたいことも言いたいことも我慢しなきゃいけないのか?
会社から与えられたものでやりくりするだけの人生でいいのか?
・・・・・
もちろん、会社の「縛り」と引き換えに
安定収入や学びを頂いているのは事実であって、
サラリーマンである以上受け入れなければならないことです。
会社が自分にお金を払ってくれているおかげで
生活でき、勉強もできるのですからありがたいことです。
単に僕がわがままな子供なだけかもしれません。
しかしどう理由をつけて納得しようとしても、
日の経つごとにネガティブな感情が溜まり、気力が落ちていく
自分はごまかせませんでした。
だけど生活のために会社にしがみつかざるを得ない。
「こんなに我慢をしてイヤイヤ働くなんて、結局自分は社畜だな」
と思っていたのですが・・・
ある日、
「長く働くほど心が萎えていくのなら、いくらお金を貰おうと、死んでいくのと変わらない」
「会社はもう辞めてしまおう。サラリーマン自体がもう無理だ」
「社会不適合者と言われても構わない。辞めても食べていける手段を見つけよう」
「自分の人生は自分でコントロールする」
そう決意したのです。
その思いに至ったのは、
それまでの人生で「自由に生きたい」という思いが
ずっと静かに燃え続けていたのもありますし、
自由に生きて自分のビジネスで稼ぐ人が実在することを
インターネットや本で知ることができたのもありますし、
幸運にもそういった方々と実際に会うことができ、
彼らの放つ言葉やエネルギーを直に体感することができたからです。
次回からは、自由に生きる手段として選んだ
「輸入転売」とは何なのか、またなぜそれを選んだのか
について書いていきます。
お読みいただきありがとうございました。
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